翌日、
私は特別な気持ちで目を覚ましたわけじゃなかった。
やる気も、
自信も、
劇的には戻っていない。
ただ、
「続いている」という事実だけが、
そこにあった。
チェックリストを開く。
昨日の「できなかった」が、
そのまま残っている。
消さなかった。
書き直さなかった。
それを見て、
少しだけ、安心した。
今日は、
たくさんやろうとしない。
動画を一本。
メモを数行。
それだけでいい。
再生ボタンを押す。
途中で集中が切れる。
巻き戻す。
完璧じゃない。
効率もよくない。
それでも、
最後まで見た。
チェックを一つ、入れる。
それだけ。
成果と呼ぶには、
あまりにも小さい。
誰かに見せるほどでもない。
自慢にもならない。
でも、
昨日の私と比べたら、
一つだけ違う。
やめていない。
前に進んだ日じゃない。
頑張った日でもない。
ただ、
続いている日。
その夜、
私はチェックリストを閉じて、
しばらく眺めた。
丸が増える日もあれば、
増えない日もある。
それでも、
線は途切れていない。
「これで、いい」
誰に言われたわけでもない。
自分で、そう思えた。
大きな夢も、
派手な成果も、
まだ遠い。
でも、
やめなかった。
それだけで、
今日という日は、
ちゃんと意味があった。
この道は、
速さじゃなくて、
戻ってこられるかどうかだ。
そう分かり始めた私は、
静かに明日を迎える準備をした。