夜。
画面を閉じて、
部屋の明かりだけが残る。
静かで、
特別な達成感もない。
目標は、
相変わらず遠い。
理想の未来は、
まだ輪郭すらはっきりしない。
それでも、
一つだけ分かっていることがあった。
私は、
前の場所に戻っていない。
何もできずに、
自分を責めて、
動けなくなっていた日々。
あの場所には、
もう立っていない。
進むスピードは遅い。
立ち止まる日もある。
それでも、
引き返してはいなかった。
「まだ遠い」
それは、
絶望じゃなかった。
進んでいる人だけが、
言える言葉だった。
戻らなくなった、という事実は、
何よりも大きかった。
この道の先に、
どんな景色があるのかは分からない。
でも、
同じ場所で立ち尽くすことは、
もうしない。
そう思えた夜は、
不思議と、
静かだった。
明日も、
きっと不安はある。
それでも私は、
また画面を開く。
自信がなくても。
分からないことがあっても。
遠くても。
戻らない。
それだけを胸に、
私は、次の一日へ進んでいった。