金. 2月 27th, 2026

朝の空気は、まだ冷えていた。
目覚ましが鳴る前に目が覚めて、布団の中でしばらく動けずにいた。

胸の奥に、重たいものがある。
理由は分かっている。
昨日も、その前の日も、同じ感覚を抱えたまま眠った。

不安だ。

うまくいくかどうか分からない。
今やっていることが正解かどうかも分からない。
この先に、本当に何かが待っているのかも分からない。

それでも、朝は来る。

カーテンの隙間から、白っぽい光が差し込んで、部屋の輪郭を静かに浮かび上がらせていく。
洗濯物の影、机の角、閉じたままのノートパソコン。

「今日も、怖いな」

小さく呟いた声は、部屋に吸い込まれて消えた。

それでも私は、起き上がった。
顔を洗い、コーヒーを淹れ、いつもの椅子に座る。

不安は、消えなかった。
置いていくこともできなかった。

だから、連れていくことにした。

不安を胸に抱えたまま、パソコンを開く。
画面が立ち上がる音が、やけに大きく聞こえた。

「大丈夫になってからやる」じゃない。
「不安がなくなったら始める」でもない。

今日は、
不安がいるまま、始める日だった。

それだけで、十分すぎるほどの挑戦だった。

投稿者 minatsu

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