金. 2月 27th, 2026

画面を見つめながら、
指が止まった。

何度読んでも、
意味が入ってこない。

以前なら、
ここで閉じていた。

「私には無理だ」
そう決めて、
分からないまま置いていく。

でも、この日は違った。

分からない。

それを、
はっきり認めた。

恥ずかしさが、
一瞬、喉に引っかかる。

「こんなことも分からないの?」
そんな声が、
頭の中で聞こえる。

それでも、
私は文章を打った。

「ここが分からないです」
「どこから考えればいいですか?」

送信ボタンを押すまで、
心臓が少しうるさかった。

返事が来るまでの時間は、
やけに長く感じた。

でも、返ってきた言葉は、
責めるものじゃなかった。

「大丈夫ですよ」
「ここは、誰でもつまずきます」

その一文で、
肩の力が抜けた。

分からないと言えることは、
弱さじゃなかった。

進もうとしている証拠だった。

一人で抱え込むより、
ずっと前に進める方法だった。

その日、
私は少しだけ、
“学ぶ側の自分”を許せた。

投稿者 minatsu

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