不安は、結局、消えなかった。
未来は見えないまま。
成果も、まだ形にならない。
自分が正しい道を歩いている保証は、どこにもない。
それでも、私は前に進んでいた。
後ろには戻っていなかった。
元の場所には、立っていなかった。
歩幅は小さい。
ときどき立ち止まる。
迷いも、相変わらずある。
それでも、
前には進んでいる。
その夜、静かな部屋で一人、パソコンを閉じたあと、
ふと、こんなことを思った。
「これでいいのかもしれない」
派手じゃない。
劇的でもない。
誰かに分かってもらえるかも分からない。
それでも確かに、
人生の向きが、少しだけ変わっていた。
私はまだ遠い。
でも、戻らない。
不安が消えないままでも、
前に進めることを、私はもう知ってしまった。
この物語は、
静かに、でも確実に、続いていく。