正直に言うと、
今も、自信はない。
「私なら大丈夫」なんて、
胸を張って言えるほど、
強くはなっていない。
不安になる日もある。
夜になると、
また誰かと比べてしまう日も、
正直、ゼロじゃない。
スマホを見て、
無意識にため息をついて、
「私はまだここか」って思う瞬間もある。
でも、それでも。
前より、前を向けている。
それが、
今の私にとって、
いちばん大きな変化だった。
前は、
不安になるたびに立ち止まっていた。
どうせ無理。
やっぱり向いてない。
その言葉を、
動く前の言い訳みたいに使って、
自分を止めていた。
考えるだけで、
もう疲れてしまって、
結局、何もしない。
そんな日が、
当たり前だった。
今は、違う。
不安が出てきても、
すぐに結論を出さなくなった。
代わりに、
心の中で、
こんなふうに聞く。
――それでも、どうする?
自信がないことと、
進めないことは、
同じじゃないって、
知ったから。
完璧じゃなくていい。
堂々としていなくていい。
声が震えても、
手が止まっても、
怖い気持ちを連れたままでも、
一歩は踏み出せる。
それを、
頭じゃなくて、
体で、少しずつ覚えてきた。
前みたいに、
未来のことを考えるだけで、
胸がぎゅっと苦しくなることも、
少なくなった。
「どうなるか分からない」じゃなくて、
「どうなるかは、
これから作れるかもしれない」
そんなふうに思える日が、
増えてきた。
大きな夢ができたわけじゃない。
人生が、
劇的に変わったわけでもない。
それでも、
昨日の私より、
今日の私のほうが、
ほんの少し、前を向いている。
それで、十分だった。
自信は、
前を向いた“あと”に、
遅れてやってくるものなのかもしれない。
今はまだ途中。
道の真ん中。
でも、
立ち止まったままじゃない。
私はちゃんと、
進んでいる。
静かに、
確かに。